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【映画】サンシャイン・クリーニング 感想 生きていくのは理不尽だけど、決して不幸じゃない。

ディズニー映画魔法にかけられてで、アニメの二次元の世界から三次元のニューヨークに放り出された、すごくキュートな実写版ディズニープリンセスジゼルを演じたエイミー・アダムス
この作品で彼女のことが大好きになりました。
( ↓ ↓ 本編もいいけど、サントラも超おススメ ↓ ↓)
 

 

魔法にかけられて オリジナル・サウンドトラック

魔法にかけられて オリジナル・サウンドトラック

 

 

 

 そんなエイミー・アダムス主演のしっとりしたヒューマンドラマ作品がこちらのサンシャイン・クリーニング』。

魔法にかけられて』のジゼルもすごくよかったですが、等身大の懸命に生きる女性を演じるエイミー・アダムスも素敵です。

ツイッターのフォロワーさんが自分の好きな映画として紹介していた作品群の中にこの作品があって、(わたしもこの作品大好きだーっ。また観たい!)と思ってどうしても観たくなり、再視聴。

ネットフリックス様、配信ありがとうございます。

 

 

サンシャイン・クリーニング [DVD]

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時間も1時間20分程度と短めなので、そこまで気合いを入れなくても観られます。

ただし、PG12+なので、家族で観られるようなファミリー向け映画ではなく、完全に大人向け

ストーリーは、推定30代前半から20代後半ぐらいの姉妹と、姉の小学校低学年ぐらいの息子、姉妹の父親という家族構成の人物たちが、人に羨ましがられる人生ではないかもしれないけれど、決して不幸ではない暮らしを淡々と綴った静かな映画です。

 

ウィキペディアには、”『リトル・ミス・サンシャイン』のスタッフが贈るコメディドラマ” とありましたが、わたしは個人的にはコメディって言っていいのかどうか不明です。書いてあるストーリーにもちょっとわたしとは意見が違うところがあるので、このページを書いてくれた人は、わたしと観た感想が全然違ったのかもしれません。

わたしが、レンタルショップの店員なら絶対コメディの欄には並べません(笑)

が、って観た人それぞれ意見が違うのがふつうだし、そこが面白いところでもあると思うから、コメディとしてこの作品を楽しんだのならそれはそれでアリですし、このブログはわたし個人の趣味ブログだから、好きなことを好きなように書かせてもらいます(笑)

 

それでは、ちょっと、ネタバレを含みますが映画の内容や登場人物を紹介したいと思います。

 

主人公のローズは、ハイスクール時代はチアリーダーで華やかな学生時代を過ごしますが、現在はシングルマザー。高校時代の時の彼とずるずる不倫。息子は可愛いけどちょっと風変わりで育てにくいところがあり、学校からよく呼び出されています。生活は苦しくハウスクリーニングの仕事で食いつないでいます。

妹のノラは、ちょっとロック系のファッションに身を固め、短気で仕事が続かなく無職。人生に迷っていますが家族のことは大事にしています。

姉妹の父親も、生活能力に難ありでちょっと変わっていますが娘たちと孫を心から愛しています。

この家族に、父の妻であり、姉妹の母は過去に悲しい出来事があり存在していませんが、お互いケンカしながらも支え合って生きています。

 

そんな家族ですが、ローズの不倫相手からお金になるとの情報を得て、ハウスクリーニングの仕事から犯罪現場の清掃や、自殺などがあった家などの特殊清掃の仕事をすることになります。

一人では無理なので、妹のノラも引き入れてその世界に飛び込みますが、特殊清掃には色々気をつけなくてはいけない決まりがあったり、素人には難しい世界。

そんな中、いい出会いがあり、仕事を助けてもらったり勉強もして、だんだん仕事にやりがいを感じ始めますが、そうそう人生うまくいかない。

 

この映画の見どころは、地味ながらも家族がお互いを思いやるところだったり、登場人物が発する何気ない優しさ溢れるセリフだったり、辛く感じる日常をちょっと明るくさせてくれる出来事だったりします。

 

特殊清掃という仕事柄、ちょっと目を覆いたくなるシーンも確かにありますが、映画の世界観でそこまで重くならずに見ることができるし、特殊清掃ならではの人間ドラマも多少描かれています。生き方も死に方も本当に人それぞれドラマをはらんでますので、観る側の立場や環境で、グッとくるセリフが違う作品だと思います。

そして、作品自体が全力で、全ての人が生きることを肯定し、応援してくれているのは感じられると思います。

 

 このサンシャイン・クリーニングという作品は、わたしがここに感想を書きつづっただけでは表現しきれない、映画独特の優しい雰囲気や、溢れる愛が胸に響く作品であるとともに、家族それぞれが、映画の最初よりちょっとだけ前に進む爽やかなラストシーンで、感動を誘います。

 

わたしも明日また頑張ろうっていう元気を少しもらえます。

 

ちょっと、人生に生きにくさや疲れを感じている人に、ゆったり観てほしい作品です。

 

 

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