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THE PATH/ザ・パス シーズン1 第2話 感想 2話目ですでにかなりの闇展開。信仰心とは果たして何なのかを問う。

 ザ・パス シーズン1 第2話 です。

前回のレビューでも触れたのですが、6話目までは2周目の今回の視聴です。 (あれ? 2話目でこんなに話進んでたっけ?) という驚きとともに、(あっ! プリズン・ブレイクCノート出てるじゃんっ。 パスを挫折して、プリズン・ブレイクずっと観てたのかっ!(笑))という、個人的な発見が色々あったわけなのですが。

 

第1話の感想はこちら ↓ ↓

 

meganetamago.hatenablog.com

 

第2話は、組織の支部の幹部であるカルの野心と、主人公家族の組織の掟からくる様々な家族問題を中心に描かれました。また、第1話で竜巻の被災にあっているところをカルに助けられ彼に心酔している若い女性の心の動きが見どころです。

 

※以下、ネタバレありの感想です。

 

1話は組織(あくまで宗教ではない、カルトではないという団体側の主張なのであくまで組織と表現)の光の面が割と取り上げられてましたが、2話は急に闇展開だらけ。

 

まず、主人公のエディがかわいそうだった。

組織の修行でペルーへ行った際に組織の方向性に疑問を抱き色々調査中に、元組織の人に会っていたため、妻のサラにはその怪しい行動から浮気を確信されて浮気を認めて改心しろと詰め寄られる。

浮気をしてないことも信じてもらえず、居もしない浮気相手も特定される。

妻のサラは組織2世で幹部だから、まさかまさか組織の方針を疑っているなんて告げることは、まさかまさかで、浮気以上の不貞行為なので本当のことを言えないエディ。

そこからし家族の崩壊は既に始まってると思うんだけど、なんでもかんでも全部言えばいいってもんでもないってところが難しいところ。

調査で会っていた元組織の人が、脱会を機に組織に追われる身になり夫も殺されたし、そもそも組織の言う『マイヤリズム理論』が嘘なんだと主張していて、心が動くエディ。

組織内で不貞行為はかなりの罪らしく第三者を介しても激しく責めたてられたあげく、サラとの話し合いも平行線。サラは別に悪い人ではないと思うけど、根っからの【組織の人】なので、自分の信仰や信念、生き方や考え方にいい意味でも悪い意味でもブレがない。

息子も2世なので学校でのトラブルが絶えなくかわいそう。

大人になってから組織に入会しているエディには、2世の生きにくさはわからないだろうし。

組織に入会してない【俗人】と呼ばれる人たちと息子がトラブルを起こし、浮気問題も手詰まりになり、組織に疑いは抱いていながら家族を失いたくないエディが、元組織の人とは縁を切り組織と妻の言いなりになることを決意するくだりはわたしがエディでも、かなり悩むところだったと思う。組織を捨てるってことは家族を捨てるってことだから、信仰は捨てられても家族は捨てられないし。

そして、妻のサラに執拗に勧められる2週間の更生プログラムを受けることを決めるエディだったけど、そのプログラムが壮絶すぎてどん引き。

わたしだったら頭おかしくなるし、更生とはなんぞや?っていう感じなんだけど、何にも疑問を抱いていない組織の人には当たり前ってことが怖い。

俗人のわたしには理解できない。

元組織の人が言うように、本当に脱会者は抹殺してるのかもしれない。

 

 

そして、組織幹部のカルの野心があらわになるところが2話の大事な伏線でもありました。

もともと、【博士】と呼ばれる組織の長が始めたころにはひっそりとしていた組織でおそらくそこまで広報活動もしていなかったのでしょう。

ドラマを観ていると、理論に賛同してくれる人だけで小さく始めていたと思われます。

地道に500時間の奉仕活動(おそらく勧誘)を行ったあと、修行を始めるシステムだけど、チラシを配ったり一人ひとり街行く人に声を掛けたりすることをまどろっこしいと思うカル。組織の広報としてテレビ出演をし一気に名前を拡げるのと並行し、資金集めを兼ねた広報活動にも積極的に取り組む様子にもアメリカと日本の文化の違いが出ていて興味深かったです。

どう見てもすごいセレブのお家の、妻のみ組織に入会していて『マイヤリズム理論』を信仰している。

夫は妻の信仰をうさんくさいカルト宗教だと思っているけれども、妻が辛い時にそれに助けられたことが理由なのか、妻を愛しているからなのか妻の組織活動は認めているし、多額の寄付もしている。

日本にもそういう家族はたくさんあると思うんだけど、夫婦でどっちかだけその宗教を信仰しているとか。でも、実際知っているわけじゃないけどなんとなく、日本のそういう夫婦と違う気がした。(もう本当に勝手な予測でしかないんですが(笑))

しかも、ヤクに溺れている息子を組織に預けて更生させるなんて!

俗人のわたしにはやっぱり理解不能

お金一杯あるんだから他になんとでもなりそうなのに、妻の言いなりになり夫。

お金一杯あるからこその余裕なのか。。

息子を預かるかわりに、組織に寄付していることを会社で公表するように言われる夫。

組織をもっともっと大きくしたいカルの行動はこの後吉と出るか、凶と出るか気になります。

 

一方、街での地味な勧誘活動は、道行く人の中で絶望していそうな人に声を掛けて優しく悩みを聞くというもの。

確かに人生に絶望しているときに、誰かに優しく悩みを聞いてもらえたら・・と思うけど、弱みにつけ込むってこういうことなんですよね。

でも、実際その人が悩みから救われて人生が楽になるなら、悪いこととは言えないし、それが大義なのかも。

実際の宗教もそうなのかもしれないけれど、お金とかを搾取したりするのは上層部なだけで、信仰している人たちはピュアで決して悪い人たちじゃないということを実際見せられて切ない気持ちになりました。

そもそも特定の信仰をするのは犯罪じゃないし、積極的に困っている人に手を差し伸べることが普段の生活ではない暮らしをしているわたしには、

 

そして、第1話でカルに心を奪われた若い女性がどうしてもカルに愛されたい欲求から、組織活動に傾倒していきました。

カルに体の関係を求めるも、自分は愛してもらえないうえ、組織の他の男とパートナーになるように言われ、カルに心酔してる彼女はカルに嫌われなくない一心で組織の男性とパートナーになる決意をしました。

 

あと、組織の活動に疑問を抱く刑事プリズン・ブレイクのCノート)が登場。

組織の闇を彼が暴くことになるのか、もしくは逆に組織活動に傾倒するのか。

 

そして、蛇足になりますが、パスを観る前の日にハンニバル観てたのですが、どうしてもカルがヒュー・ダンシーに似てる人っていう認識しか持てないままです(笑)

どのぐらい見たら一致するだろう。。というわけで、それでは、また!

 

第3話の感想はこちら ↓ ↓

 

 

meganetamago.hatenablog.com

 

 

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