ゲーム・オブ・スローンズ シーズン1第7話 感想です。
第6話の感想はこちら ↓ ↓
※以下、あらすじと感想にはネタバレを含みます。
第7話『勝つか死ぬか』
ジェイミーは、ラニスター家の長である父、
タイウィン・ラニスターの率いる軍に向かい、
父と今回のスターク家との争いの騒動について話し合う。
狩りに出ていた王ロバートは、
酔って酩酊し猪に襲われ深手を追ってしまい、
瀕死の状態で王都に戻ってくる。
エダード・スタークは瀕死のロバートからの遺言を受けて、
後継者問題に頭を悩ませるが、
誰とも意見が合わずに孤立していく。
ロバートがエダードの意見を尊重し、
デナーリス暗殺の件は取り消すと、
遺言を伝える際に伝えたが間に合わず、
狭い海の向こうではデナーリス暗殺に向けて、
ヴァリスの使いが指示を実行するため動いていた。
『壁』では、ジョンとサムが誓いを立てて、
正式な冥夜の守人の一員となる。
※以下、感想です。
比較的好きなキャラの一人、
タイウィン・ラニスターが初登場!
しかし、改めて見ても、衝撃の初登場シーンです。
何かのでかい動物をサラッと解体し、
内臓を取り出し、皮を綺麗に剥ぎながら、
ジェイミーと世間話のようにけっこうえげつないことを話している。
しかもこのシーン、タイウィン役の人が事前に動物の解体を練習させられたうえ、
本物を解体しているらしいですよ!
役者さんって本当にすごい。わたしは無理。たぶん、においでオエーとなる。
序盤、ベイリッシュがちょっと大人でも刺激の強いアダルトなシーンを背景に、
キャトリンのことを語っているシーンがあるんだけど、
「その女性はさぞ美人なんでしょうね」って問いかけに、否定してた(笑)
美人扱いだと思ってたわ!ってけっこうな衝撃を受けました。
王のロバートは、ここにきてあっさり瀕死のうえ死亡。
ゲーム・オブ・スローンズはメインキャラといえど、
本当に簡単に人が死ぬので、油断できません。
エダードは、ロバートが死ぬとはまさか思っていなかったため、
今現在の王位継承者たちを、ロバートの子ではないと、
サーセイを責め立てたので、ロバートの後ろ盾もないまま、
自ら危険なところに足をつっこんでしまった。
ただ、死に際にロバートがエダードと二人きりになりたがったのが、
ロバートの孤独を現していましたね。
結婚するはずだった愛した女の兄しか、死ぬまで家族と思えなかった。
戦士として名を残し、王にまでなった男の悲しい最期でした。
エダードは、ロバートの末弟のレンリーのもっともな話も、
ベイリッシュのもっともな話にも耳を貸さないので、どんどん孤立無援に。
なんていうか、ちょっと無防備すぎない?(笑)
正義感や信念を貫きたいのはわかるけど自分ひとりだけだったらまだしも、
一族の長としての自覚がなさすぎるというか、
家族や自分の国やスターク家に仕えてくれる人たちへの配慮がなさすぎて、ドン引き。
あんな時代のなか、正義だけじゃダメだってわかるじゃん。
正義が幅を利かせるのは命の危険がない平和なときだけ。
わたしは戦国ものの時代劇とか大好きなんですが、石田三成を思い出しました。
真面目すぎてうまく策略できなかった人。
ただし、エダードは嫌いですが、石田三成は大好きです(笑)
『壁』のナイツ・ウォッチの誓いの件は、とくにはないのですが、
改めてみると、初見ではいいところを見つけられなかったサムが、
すごくいい人だし、ジョンは落とし子でぐずぐずしているうえ、
お坊ちゃん育ちののところが全面に出ていて、改めて腹が立ちます(笑)
今回のエピソードは、なぜかデナーリスがすごく綺麗に見えた!
前回の馬の心臓の儀式を経て、女王(カリーシ)としての自覚もどんどん出てきて、
夫には愛されて、子も身ごもって幸せの絶頂感を出していたのかも。
妻がロバートの使いに暗殺されかかって、激昂したドロゴが、
鉄の玉座を息子に与える決意をして、それを見つめるデナーリスがすごくよかったです。
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