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ブレイキング・バッド シーズン1 第4話『家族への告知』 感想 避けては通れない家族問題。

ブログ書いてて、今さら気付いたんですけど、このブレイキング・バッドシーズン1って、7話しかないの?

 

少ないっ!! シーズン2以降少し増えるみたいだけど、7話ってすごい少ない気がする。

ウォーキング・デッドは1シーズン前後編分けて16話だし、プリズン・ブレイクなんて22話ぐらいあったシーズンもあったよ?

あと、3話で終わっちゃうじゃんっ!

いくらシーズン5まであるとはいえ、ちょっと少ないと思うっ。

でも、こちらは継続して続きを見られるのがわかっているとはいえ、あと3話でどうシーズン1を終わらせていくのか、楽しみでもあります。

 

 

第3話の感想はこちら ↓ ↓

 

 

meganetamago.hatenablog.com

 

 

第4話は『家族への告知』そのまんまですね。

ウォルターが、病気のことを家族に告げるのと並行して、売人のジェシーの家族が描かれました。

それと、義理の弟の警察官であるハンクが、ウォルターの作った薬を発見し、行方不明になっているクレイジーエイトとエミリオの捜索を始めるとともに、薬の作成者も探り始めたエピソードです。

 

 

 ※以下、ネタバレありの感想です。

 

 

ウォルターの大事な話は、犯罪に手を染めたことではなく、病気のカミングアウトでした。

薬の作成と殺人に手を染めたことを相談されるのは、病気で余命が短いという事実よりショックだよな・・と思ったけど、書いてる途中に、妊娠中に夫の余命が短い、いつ死ぬかわからないと伝えられることと、隠ぺいしきれるかもしれない犯罪に手を染めた事実を相談されるなら、犯罪の方がマシな気がしてきた。

でも、なんで犯罪のことになったかといえば、がんで余命を宣告されたことが原因だし、結局病気のことを言うしかないというのが、結論だよね。やっぱり(笑)

 

ウォルター夫婦と、スカイラーの妹夫婦でプールサイドでバーベキューが繰り広げられていて、一人ふさぎ込み、泣き出したうえ、その場を離れるスカイラー。

うざい、うざいぞ!

ちゃんと話したいなら、外でバーベキューなんて中止すればよかったし、きちんとした話し合いの場を設けるべきだったのに、察してちゃんが過ぎる(笑)

でも、今までの人生で出会った人たちの統計的に、日本でも6割ぐらいの妻はこういう感じになるかなー。

 

そして、癌の事実を告げられて、「残された家族のことは俺が面倒を見るから安心しろ」という義弟のハンク。

いや、特に悪い人だとは思わないし、義理の甥っ子も可愛がってくれてるし、仕事もちゃんとしてるし、取り立てて欠点も思いつかないけど、それは、なんか嫌。

そのことを阻止するために死んではいけないと思うぐらい、嫌かもしれない。

 

病気なのはウォルターで、体ももちろん辛いんだけど家族もある身だし、色々と自由にするわけにはいかないっていうのが重い病気になった人の心理的に難しいところ。

妻の意向でセカンドオピニオンやら、無理をしての高額治療やら、自分のためにやってくれてるとわかると断れない、具合悪い感じにすると気を使わせるし、家族は家族で心配して気遣ってくれてるのもわかるけど、病気なことが周知に知れ渡った途端、ほっといてもらえない存在になる。

 

家族は家族で、大事な人を失いたくないから必死にもがくし、こちらの意向を聞いて最善の努力を本人にもしてほしくて色々押しつけてしまうし、わたしも同じ状況ならスカイラーと同じようなウザい状態になるのが見えるし、気持ちが手に取るようにわかる。

なんかしてないと気持ち的にも落ち着かないし、最悪の事態ばかり考える。

息子がお互い腫れ物に触る様子を見て『早く死んじゃえばいいのに』って軽口をたたくけど、その腫れ物に触る感が嫌なんだろうなー。自分も健常者じゃないから、いろいろ今まで苦労してるだろうし。

そして、一瞬にして、普通の生活を普通じゃなくさせるのが病気ということ

それをリアルにドラマで表現していると思いました。

誤診オチを期待してたけど、誤診でもなかったみたいだし、癌は決定なのでしょう?

 

なので、みなさんは、ウォルターみたいになるまでほっといたら絶対ダメ!!

今さら言っても仕方ないとはいえ、やっぱり言いたくなる。

いくら肺がんはわかりにくいといったって、初期の段階で見つけることは可能なんだよ。絶対自覚症状も少しはあったはず。

 

これはフィクションのドラマだから現実とは違うし、アメリカの医療制度は日本ほど進んでないし保険問題もあるから違うけど、ここは日本なのでわたし本人が家族の重い病気、自分の病気、両方経験したものとして言わせてもらうと、「病気になっても誰にも迷惑かけない」とか、「ぽっくり逝くからいいんだ」とかいうやつ。

病気舐めてるぞっ!

簡単に死ねると思うなっっ!

というわけで、誤診オチの期待が裏切られた今、ウォルターがそこまでなるまでほっといたことに怒りが沸いてきております。

この記事を偶然にも読まれているそこのあなた、これも何かの縁なので、健康診断は毎年受けて、体の異変には敏感になってくださいね。

 

というわけで、面倒になっているウォルターの家族問題ですけど、義弟のハンクが言うには、警察の科学捜査チームでも作れない代物をウォルターは作ったようで、すごいカッコイイ!と思ってしまった(笑)

ジェシーと一悶着あった今回のエピソードでしたが、また組んでやるにはやるんだろうけど、いつからやるんだろうー。

 

一方、ジェシーの件も今回は描かれましたが、クレイジーエイトもそうだけど、言い方悪いけど2人ともいいところのお坊ちゃんなんだよね。

グレるにしても、いろんなグレ方があると思うんだけど、なぜ売人の道を選んでしまったのか興味がある。

そこまでクズの両親にも見えないし、弟もくそガキだったけど【正直そこまでな家】ではないと思うんだ。

そして、そこまでな家ではないファミリーと同時にジェシーの人柄も描かれたわけだけど、薄々そうは思っていたけど、ジェシーのこと一言で言えば、『根はいいやつ』って感じですよね。

 

血のつながった家族のファミリー問題は避けては通れない問題ではあるけれど、伴侶は選べて、変更も可能だけども親と子どもって選べないじゃないですか。

血がつながってるからって相性がいいとも限らず、遺伝子上性格が似てるから衝突することもあるし、うまくいくとは限らないわけで。

 

わたしは、今は何かとお互いけん制し合ってるけど、年も離れてるし、環境も知性もまたく違う2人ですが決して相性が悪いとは思わない、ウォルターとジェシー

彼らが新たに築く新しい【ファミリー】の形、今後、期待してます!

 

第5話の感想はこちら ↓ ↓

 

 

meganetamago.hatenablog.com

 

 

 

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