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【映画】ショーシャンクの空に 感想 何度も見返したくなる静かな刑務所もの

GW静かな映画シリーズ第3弾は、不朽の名作ショーシャンクの空にです。

公開から20年以上、観たことはなくとも名前は知っているという人が大多数だと思います。

 

 

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 (第1弾 『グッド・ウィル・ハンティング』のレビューはこちら

 

第2弾 『トイレット』のレビューはこちら

 

 

昨日、わたしは、凄惨な海外ドラマばかり観てるわけじゃないですよ!と、

声高に宣言してしまったのですが、やっぱり選んでしまう刑務所もの

だって、面白いんだもん(笑)

 

 

1947年に冤罪で投獄されてしまったエリート銀行員アンディ(ティム・ロビンス)の獄中生活数十年間を、描いています。

アンディの獄中友達レッド(モーガン・フリーマン)は、若い時の殺人がもとで終身刑

仮釈放の審判をもらえないまま、数十年獄中生活をしている刑務所内の調達屋です。

この2名を中心に、刑務所所長や看守、刑務所内の仲間とのからみも含めて、

話は進んでいきます。

 

モーガン・フリーマンのナレーションで始まり、

刑務所ものにしては比較的静かな佇まいの映画ですが、

時代背景が1947年と古いのもあって、

刑務所内の秩序も整っていなく人権も無視。

刑務官も必要以上に暴力的だったりして、

それなりに、凄惨なシーンも盛り込まれています。

老人の服役囚が釈放されることの難しさなども描いていて、

切ないシーンもところどころに散りばめられていて、胸が痛みます。

あと、なんでもありな感じで悪役のクズさ加減がひどい。

 

こんな不運なことがあるのかと思うほどの、

不運なアンディの寡黙な中にも秘めた強さが、

作品全体の静かな雰囲気に反して、

脈々と流れているのがこの作品の素晴らしいところ。

 

他の見どころは、決して多くは語らないアンディとレッドの男の友情ですね。

わたしが今更いうほどのことではないですが、

モーガン・フリーマンの演技が素晴らしいです。

当時のアカデミー賞に主演男優賞としてノミネートされていたらしいですが、

主演はティム・ロビンスじゃなかったんですね(笑)

確かに、語りはモーガン・フリーマンで終始進んでいくので、

そう言われればそのような気もします。

でも、ティム・ロビンスのほうが撮影だいぶ過酷そうだったのに、

助演だったんだ・・っていう驚きがありました。

 

感動して号泣するとか、そういった感じではないですが、

終わりよければすべてよしといいますが、この映画は本当にそんな感じ。

ラストがすごくよくて、観終わった後静かな感動に包まれて、

じわじわと心にその感動が沁みわたっていくような、そんな映画です。

 

コメディ観るには元気が足りない、かといってすごく泣きたいわけでもない、

心がちょっと疲れている人にお勧めしたい作品です。

 

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