たま欄

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ザ・クラウン シーズン1 第2話 感想 『God Save the Queen!(神よ、女王陛下を守り給え)』

ザ・クラウン シーズン1 第2話です。

 

 第1話から、どストライク来たなーという感覚はあったのですが、二話を観てもう落ちました。いやー、完全にハマった。このドラマ完全にハマりました。

 

なんだろう、イギリスの女王であるっていうだけっていうのも変だけど、今の時代を生きている一人の女性の話だし、わたしが今まで観てきたようなバイオレンス的なものだの、色々と変わったエピソードもないってこともないですが、史実的に言えば正直調べればわかるような出来事なわけじゃないですか。

なので、ドラマ自体は比較的静かなテイストなんですけど、その分胸がぐわっと熱くなった。

脚本と演者さんがいいんだと思います。目と顔でお芝居してる感じ。

この感覚久々で、個人的にかなり興奮しました(笑)

 

あと、細かいことにもむちゃくちゃお金をかけてる感じがする。

見ろっ! これが金を掛けたドラマだぞっ!

っていうドヤり感がいいです(笑)

 

第1話の感想はこちら ↓ ↓

 

meganetamago.hatenablog.com

 

 第1話でエリザベス王女の結婚から、現イギリス国王でありエリザベスの父親のジョージ6世の体調不良までが描かれましたが、第2話は病気の予後が不安なジョージ6世に代わり公務で、夫のフィリップと共に外遊する様子が描かれました。
 
※以下、ネタバレありの感想です。
 
 
自分の死期を悟ったジョージ6世が、王位継承者であるエリザベスに少し自分の退位をほのめかしていた第1話でしたが、外国に出向ける健康状態ではなかったため、何か月にも及ぶ各国の外遊をエリザベスに任せます。
この段階では、エリザベスは外国(ギリシャ及びデンマーク)の王子でありながら、その王子の称号を捨てイギリス王室に婿入りしたのに、あまりイギリス王室に馴染めていないフィリップにどこかでずっと気を使っているエリザベスの様子が描かれています。
王族として、王女の夫として海軍の長の称号を与えられていますが、お仕着せというかなんというか・・。
 
この外遊の途中、イギリスの植民地であるケニアに夫婦で滞在するのですが、このケニアの雰囲気や映像が素晴らしかった!
わたしが、マーベル映画好きなこともあり『ブラックパンサー』を観てその美しさに感動し、アフリカ行きたい熱が高まっている中での、ケニア
ドラマでここまでやってくれるんだ!って感動しました。
そして、ただ美しいだけではなく、イギリスの植民地としてのケニアの様子もしっかり描かれていて、そこは胸に刺さるものがありましたし、フィリップが、悪役をかって出てくれたため観ているこっちには非常にわかりやすいものとなっていました。
 
エリザベス王女の来訪に、基本的には歓迎ムードなんだけど随所随所に織り込まれる敵対心や、ケニアのトップが与えられているイギリスの爵位など。
フィリップの暴言は、植民地に対する嫌味というより自虐ネタだったのかもしれないけど、いくら無知とはいえ、ケニアの王冠を帽子と表現するのはフィリップ失礼すぎる。エリザベス焦ってたけど、あれは本当の出来事だったんだろうか・・。
今のところ、基本的にはエリザベスを愛し、支えるいい夫であるとは思うんだけど、どっかで卑屈になるようなところが隠せていない感じが、ドラマとしてうまいと思います。あと、象と敢えて対峙して自分の凄さを誇示するシーンも、彼の人柄を現していると思いました。
 
 
そして、エリザベス夫婦が外遊しているなか、ジョージ6世の死期が迫り、家族との触れ合いがあったあと、静かに国王が崩御されたシーン。
主人を失ったと知った執事の無言の行動にぐっと来たあと、本当に全てのことが一瞬にして変わる様子。
そして改めて知る、一国の王が死ぬということの重要性。
 
国が変わる。
 
家族にとっては息子であり、父であり、夫でもあった。
そして誰かの友人でもあった。
しかし、一国の王の死にはそんな普通の別れは許されないことでした。
まだ情報網の発達していない時代、国王が死に次の王が国に居ないという非常事態。
国王の死の発表を、ギリギリまで伸ばそうとするチャーチル首相。
 
ここからの展開。
遠い国で、父親の死も看取ることも出来なかったエリザベスが、悲しみに暮れるまでもなく帰国までの間に急に一国の王になる様子に目が離せませんでした。
 
何がどうなるのかわからないまま、夫婦ともども専用機で帰国。
父親の在位中はマルタ島で家族のんびり過ごすつもりが急に変わる運命の歯車。
到着したロンドンの機内で喪服に着替えさせられ、祖母から自分宛ての手紙を読む。
息子を失った祖母からの手紙には、エリザベスという一個人ではなくてイギリスの王が第一優先だと書かれている。
本人は何も変わっていないのに、周りの態度も昨日までと一変し、王女から女王への態度に切り替わる。信頼していた側近のマーティンとも急に別れさせられる、側近たちのフィリップへの態度も王女の夫から、国王の夫へ即格下げ。
いずれたどる道だったとはいえ、当時20代半ばだったエリザベスにとってはまさに青天の霹靂。ここまでは、本人も戸惑いが優先だったのだと思います。
 
鳥肌シーンはここからです。
 
母親や妹と会い、父の死を悼みあう間もなくジョージ6世の母親、ベールをかぶった喪服姿のエリザベスの祖母登場。悲しみを分かち合おうとするエリザベスに対し、王に対するお辞儀で礼節を尽くすシーン。
周りとエリザベスが一気に、新国王の誕生を認識した瞬間でした。
 
そしてラストは、チャーチル首相の国王崩御に対してのスピーチ!
これが圧巻。
なんか知らないけどすごく感動して、このあとYoutubeで本物のチャーチル首相のスピーチを聞いたりした(笑)
 
 
 
 
 
この後の、ジョージ6世の葬儀、そしてエリザベスの女王としての即位と、色々と待ち受けていると思いますが、側近たちや政治家たちのそれぞれの野心や欲望に巻き込まれていきながら、どんな女王になるのか、 どんな孤独や戦いが待ち受けているのか。
 
第3話以降も楽しみです。
 
 
 

 

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